中国大陸や香港映画産業は定期的にインディー・ジョーンズのバッタもんを
つくるという謎の習性があるんですが、だいたい大味でなんかあやふやに物事が
解決していくパターンがおおい気がします。
これは原作付き映画ということですが、もしかすると武侠小説の人が適当に現代に題材をとるとインディー・ジョーンズになってしまうみたいな結果が、バッタもんが適当に作られ続けている理由なのかもしれない。
どっちもデタラメだからジャンル的にはおなじ。スピルバーグ映画と同じで、なんか映画館では楽しめてDVDも買っちゃうんだけど、ふと我にかえるとこんなDVDはトラックに轢かれて割れてしまえ!ってたまに思うみたいな。激突。
ちなみに香港の方は予算がないので、現代劇の登場人物の空想の中の冒険みたいにしてたりして、「あー、このシーンだけ本当はとりたかったんだけど全部は無理だから、そういう感じで撮ってみました」とかがある。
とはいえ、近年の中国の経済発展に伴って、娯楽映画はお金を10億円単位の予算でガンガンかけるようになってきているので、バッタもんのジョーンズもだんだん面白くなってきています。ジョーンズってなんだ。インディって言おう。
脚本もテンプレなので、別にどうこうってことはないんですが、まぁ、普通にたのしめました!
中国の西村正彦なのか西田敏行なのかわかりませんが、なんかそんな出てくるとコメディぽいけどちょっといい演技で重宝されるみたいな位置付けの、Huang Boさんがでてます。またかよ、的な。この別にいいけど、なんかうんざりし始めてるなってのは、最近日本にいないからわからないですが、少ない知識でなんとなく言うと「また番宣だか映画の宣伝で安田顕でてんのかよ」ていうのに近い(はずだと思って言ったけど、多分外してる)。あ、そう考えると、めんどくさくなさそうな竹中直人みたいな理解でいいのかな?これも違うな。やっぱ西田敏行が近い気がする。そのうちわざとらしくTVの司会とかするんじゃね?的な。裏じゃマネージャーに激怒してるんだろ?みたいな。氷川きよし。
スー・チーさんがでてるのでみましたが、あいかわらずうまくこなしてました。
個人的には、この映画のいいところは「また日本人悪役か!」という中国映画の典型のパターンの応用として「おお!ゾンビ日本兵!」て思わせてくれたところです。
変化球なげれるじゃん!中国!
まぁ役者陣がいいのと、電通がからんでないってことで、日本映画も参考に頑張れよ、程度の気分です。進撃の巨人。
追記:Huang Boさん、古田新太だ!演技全然ちがうけど、うんざり感は似てる。顔も似てる。
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